凡夫の叙情とエッセイ

頭で考えたり心で考えたりして書き散らす

まさにその通り

え!? いつか死ぬの? 俺たちも?!

勝つためには勝たなければならない

勝つ事を望むなら負けてもいい。負けない事を望むなら勝たなくてもいい。 勝ちたい事は負けてでも勝て。やりたい事は駄作でもやれ。 そうでもないものは欲張るな。 ──きっと人生は長い。だけど自分からあれこれやるには人の時は早すぎる。生活が、仕事が、小…

名状し難い人生の保護について

文化的な物事とは人の根源(そもそも)の豊かさだ。 生活の豊かさよりも、利便性の豊かさよりも、もっと人そのものに属する豊かさだ。 欲求や流行とは異なり、文化的な物事とはあくまでもただの豊かさだ。 ただ“豊かさ”だから、別になくったって構いやしない…

ちょっとした寂しさの作り出すシネマのような

正確には違うだろうけど、大雑把に見れば人は矛盾を抱えて生きていると思う。 好きな人を好きになるわけではないという事を今朝、なんとなし実感した。 だからそう思った。 好きだけど好きじゃない人を好むにはきっと自分を間違い続けなければいけない。 好…

オモシロガルライフ

この世を少しでも面白く生きていたい。 別にその日暮らしの世捨て人になりたいというわけではない。 「面白い」という感覚や心を大切にしていきたいという事だ。 しかし「面白い」という感覚は、人生の糞の役にもたたない。 特殊な例を除いて、金にも地位に…

きっともっと

もうこんなの描けない! と思いながら、自分の描き出した作品を読みまくる。 いつだってそう。幸せな物事、最高な時間、新記録、そんなものは二度と更新できないような気がする。 それほどに、愛着を持つ。 しかし、その愛着は足かせのように活力を留めるか…

可愛いね

可愛いね。という言葉に幾らか侮蔑の意識があるんじゃないのか。 そんな風に迷ったことがある。 愛玩動物、児童、時には愛くるしい女の子や間の抜けた人……。 可愛いという言葉がしばしば毒を持つような気がするのは、おそらく間違いではない。 しかし「可愛…

才能の岸辺

俺にもあるけど、多分人にもそれぞれ才能の泉みたいなのがあって、人はそれを魂とか感性とか夢想とか、そんな風にも言う。 その泉の中に映り込む認知や現実を象り、描き出すことを芸の理へと踏み込む人には求められているように思う。 ちょっと今は岸辺で息…

雨天決行して行こう

信じるなんて事はただの心の状態に過ぎない。 信じる事の信頼性なんてこれっぽちもないんだ。 だからこそ、信じることで保たれてる物事がにわかに揺らぐということは、なんということもないこと。 だからこそ、信じることでしか保てないような生き方してたら…

人を知る

人が、どんな事をどんな気持ちで隠しながら生きているのかなんて何もわからない。 弱さや優しさ、時には凛としたいために見せる滑稽もある。 人は往々にして矛盾や建前を抱えながら生きているものだ。 それなのに、表にある物事だけを信じるというのは、それ…

誰かを愛する

誰かを愛する。というのは容易だ。 恋もまた容易だ。 大抵の人なら誰だって深く長く愛せる事だろう。 愛は愛着があればいい。面白ければそれでいい。 恋なら我を忘れればいい。高揚して酔っ払って過ごせばいい。 しかして、その誰かを愛するあいだの自分はど…

日々の肌触り

明日は休日なので夜ふかしをする。ゆとりのある夜。ゆとりのある朝。せせらぎの聞こえ始めるような静かな時間。この頃は気づかなかった夜の音や朝の布団の温もりが優しくて仕方のないこと。ああ仕方のないこと……。こういった日々の無意味こそ、たとえ日々の…

多様性について

街中を歩くと誰かは俺を避けてくれる。俺も誰かを避ける。それって共存だと思うんだよ。細やかながら。誰かに迷惑をかけるってことでもあるわけだけど。誰かの迷惑をこうむるってことでもあるんだけど。大なり小なり、人と人が関わらないように気遣うっての…

成せる事を成して行け

一歩一歩。 一漕ぎ一漕ぎ。 一つ一つ。 そうしなければ私たちはどこへも行けしないらしい。そうどこへも。 やりたい事も叶えたい事もある。誰だってそうだろう。生きていれば欲はある。 ただまあ、期待が大きくなったり多くなったりするほど、やれない事も叶…