凡夫の叙情とエッセイ

頭で考えたり心で考えたりして書き散らす

ちょっとした寂しさの作り出すシネマのような

正確には違うだろうけど、大雑把に見れば人は矛盾を抱えて生きていると思う。

好きな人を好きになるわけではないという事を今朝、なんとなし実感した。

だからそう思った。

 

好きだけど好きじゃない人を好むにはきっと自分を間違い続けなければいけない。

好きじゃないけど好きな人を好むには、きっと相手を間違い続けなければいけない。

なんともままならない話だと思う。

 

けれど人はいつか自分のために生きなければならない。自分を間違う事も、相手に間違われる事も上手くいかなくなるときはきっと来る。

やはりままならない話だ。

 

けれどいつも、いつだって、人とのすれ違いとはきっとそういうものなのだ。



追記

好きだった人と、出かけた。

好きだなと、思いながらも果たしてそこに僕は居るのだろうかと思った。

きっと僕さえいなければ、僕は、あなたを何処までも好きになるのだろう。

ああ望むべくもない。