凡夫の叙情とエッセイ

頭で考えたり心で考えたりして書き散らす

成せる事を成して行け

一歩一歩。

一漕ぎ一漕ぎ。

一つ一つ。

そうしなければ私たちはどこへも行けしないらしい。そうどこへも。

やりたい事も叶えたい事もある。誰だってそうだろう。生きていれば欲はある。

ただまあ、期待が大きくなったり多くなったりするほど、やれない事も叶えられない事も増えてゆくというものだ。

言うなればやりたい事や叶えたい事は完成された料理のようなもので、お品書きを眺めて舌を濡らすのは簡単だが、料理人が居てくれるわけじゃない。

まったくもって面倒くさいことだが、自分自身がどうにかしないと成らないのだ。

絵にかいた餅じゃあ味はしない。

 私たちにあるのは今あるものだけだ。

一歩一歩。

一漕ぎ一漕ぎ。

一つ一つ。

成せることを成してゆくしかない。

ああ、まったくもって、面倒くさいことに。