心
自分の中に育まれる世界があるのは確かな事 それはきっと宇宙のどこかにある星 それはきっと私にだけわかる事 だから旅に出ようか 世界をもっと育んで どこかで見つけるまで いつか真実描けるまで
え!? いつか死ぬの? 俺たちも?!
勝つ事を望むなら負けてもいい。負けない事を望むなら勝たなくてもいい。 勝ちたい事は負けてでも勝て。やりたい事は駄作でもやれ。 そうでもないものは欲張るな。 ──きっと人生は長い。だけど自分からあれこれやるには人の時は早すぎる。生活が、仕事が、小…
正確には違うだろうけど、大雑把に見れば人は矛盾を抱えて生きていると思う。 好きな人を好きになるわけではないという事を今朝、なんとなし実感した。 だからそう思った。 好きだけど好きじゃない人を好むにはきっと自分を間違い続けなければいけない。 好…
この世を少しでも面白く生きていたい。 別にその日暮らしの世捨て人になりたいというわけではない。 「面白い」という感覚や心を大切にしていきたいという事だ。 しかし「面白い」という感覚は、人生の糞の役にもたたない。 特殊な例を除いて、金にも地位に…
憂鬱なとき、誰かと何処へ行ったり誰かとただしっぽりと過ごしたり、そんな事を思うけど、暇はあれどもそんな間を僕は持ち合わせちゃいない。 横になってあくびを一つ。寂寥感はあれども、しっぽりと時間は過ぎてゆく。
自信も理由も愛も糞も何もいらねえ。 にわかに散漫として息切れしてしまうような、下らない日々や心のあれこれで変温するような、そんなもの当てにしねえ。習慣づけて自己暗示し続けて、そういう性質、生態のようになればいい。余計なことを考えるな。駆け出…
花を見て思った。 なんてことない花がなんで俺の心まで突き抜けるのか。 きっと花には花の幻が実在するほど敷き詰められていて、だから俺は舌を巻く。 きっとこんな風にあるべきだ。 俺も俺の幻を敷き詰めよう。 幻が一つの実在になるまで。
もうこんなの描けない! と思いながら、自分の描き出した作品を読みまくる。 いつだってそう。幸せな物事、最高な時間、新記録、そんなものは二度と更新できないような気がする。 それほどに、愛着を持つ。 しかし、その愛着は足かせのように活力を留めるか…
辛くなったら、ちくわ。ちくわの事を考えろ。 ちくわとは穴が開いてる食べ物で、魚のすり身をむすなどして固めたものだ。きゅうりとマヨがなかなか美味しくて、素でもいいし醤油なんかでも美味えんだわ。 そんなちくわでも生きているんだと思うと、なんだっ…
誰かにも、心はあるのだ。 唇一つにさえ日々を刻みながら。
大人になった。 忙しくなった。 我慢が増えた。 心を忘れるように努めた。 胸の中に瞬く星星は1つ、また1つとその姿を消した。 口から出る詩は、胸に描かれる絵画は、瞼に広がる映画は、かすれて想いにならない。 また1つ、また1つと、星を失い、生命を忘れ…
悲しくなるのは 求め足りない事 悲しくなるのは 足りてしまう事 乾きたくない 飢えたくない だけど満ち足りたいわけじゃないのだ
雨に打たれたいと思った。服も、髪も、肌着も、ビシャビシャに濡らして、重たい靴を踏みながら歩きたい。そして家に帰って、お風呂に入るんだ。夕闇を溶かす仄暗い欲場で雨音を聴きながら湯船で、思うままに任せて思いを巡らせたい。その全てを詩の意味だと…
明日は休日なので夜ふかしをする。ゆとりのある夜。ゆとりのある朝。せせらぎの聞こえ始めるような静かな時間。この頃は気づかなかった夜の音や朝の布団の温もりが優しくて仕方のないこと。ああ仕方のないこと……。こういった日々の無意味こそ、たとえ日々の…
声をかけようか迷う自分の姿を見て次にしようと思う幾ばくの寂しさややるせなさを浮かべながら今日も一日が過ぎてゆくすっかり終わっても喉元を過ぎても日々は明日へと続いてゆく
愛し合う事の苦しみといえば、その言葉の数々が本当に必要ではなくなり始めた時の苦しみ。愛し合う僕らは、きっと死神になる。愛の為に形ばかりの死神になる。愛する事にも、愛される事にも甘んじた時に。 ねえ、カーテンを閉めて。 灯りを消して。 そして、…
手を合わせて祈ってみる。 「私は今、何を祈りたいのか」 つらつらと思考が巡る。期待や失望、喜びや悲しみ、忘れた思いに蓋をした思い、つらつらと思考が巡る。 「私は今、何を祈りたいのか」 難しくなくてもいい。些細でもいい。ただ私が素直な道を見つけ…